【債務整理】自己破産:夫婦ともに債務があることがわかり、夫は任意整理、妻は自己破産をしたケース

Aさん(妻)は、債務総額はそれほど大きくはなかったので、当初は任意整理を希望されていました。しかし、その返済原資を検討するために、ご夫婦で世帯の経済状況についてお話し合いをしていただくようお願いしたところ、ご夫婦共に債務があることがお互いに初めて明らかとなりました。ご夫婦で協力して立て直したいと述べられ、ご主人については自宅を売却して返済を継続していくこととし、Aさんについては世帯の収支から任意整理の返済金を用意するのは困難と判断し、自己破産をすることになりました。

(弁護士より)
この方のように、ご夫婦の収入、資産、債務について、お互いに把握されていない方は結構いらっしゃいます。しかし、自分のパート収入で何とか返済できるだろうという見込みだけで任意整理をしても、すぐに行き詰まってしまいます。ご相談を機に、互いに言えずにいた世帯の経済状況についてご夫婦で共通認識を持つことができ、立て直しに向けて頑張っておられます。

2022年09月26日