【離婚】財産分与の対立が激しかったがほぼ希望通りの解決ができたケース ご依頼者:妻

夫の不貞が発覚したため、離婚調停を申し立てたケースで、離婚は双方合意していたのですが、財産分与で激しく対立しました。自宅は妻がそのまま居住することで合意していたのですが、その評価額に開きがあったこと、夫は妻が他にも財産を持っているはずだと強く主張して譲らなかったことの2点が問題となりました。
自宅の評価額については、夫の取得した査定書の問題点を指摘することで調停委員会からも妻主張の評価額に沿った金額が提示されました。妻が他にも財産を持っているはずだとの主張については、過去10年間の夫の収入、その間にかかった生活費や子どもの教育費などを丁寧に説明し、貯蓄などできる状況ではなかったことを夫も最終的には納得しました。そして、夫には自宅以外に預貯金がなかったことから、慰謝料については分割払いで支払ってもらうこととなり、調停が成立しました。

(弁護士より)
ご本人にも弁護士にも、大変な労力がかかったケースではありましたが、結果的にはご本人の希望通りの解決をすることができました。今後の生活の目処が立ち、大変喜んでいただけました。

2022年09月26日