夫の不貞が発覚したため、妻がご自分で離婚調停を申し立てていました。離婚については双方合意していたものの、財産分与で激しく対立したため、ご自分では対応しきれないとのことで、弁護士に依頼されました。
【離婚】財産分与の対立が激しかったがほぼ希望通りの解決ができたケース
40代/女性
相談前
相談後
自宅は妻がそのまま居住することで合意していたのですが、その評価額について双方の主張に大幅な開きがあったこと、夫は妻が他にも財産を持っているはずだと強く主張して譲らなかったことの2点が問題となりました。
自宅の評価額については、夫の取得した査定書の問題点を指摘することで調停委員会からも妻主張の評価額に沿った金額が提案されました。
妻が他にも財産を持っているはずだとの主張については、過去10年間の夫の収入、その間にかかった生活費や子どもの教育費などを丁寧に説明し、貯蓄などできる状況ではなかったことを夫も最終的には納得しました。
そして、夫には自宅以外に財産がなかったことから、慰謝料の分割払いに応じることで、調停が成立しました。
弁護士からのコメント
過去の収支の整理、説明などのために、ご本人にも弁護士にも大変な労力がかかったケースではありましたが、これにより相手も納得し、結果的にはご本人の希望通りの解決をすることができました。
ご本人には、今後の生活の目処を立てることができたと大変喜んでいただきました。