自己破産に強い弁護士の選び方 7つのポイント |横浜での債務整理・借金問題は女性弁護士へ 【横浜もえぎ法律事務所】

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自己破産に強い弁護士の選び方 7つのポイント

ほとんどの方にとって自己破産は一生に一度、あるかないかの手続きです。多額の借金を整理するのですから、自己破産に強い弁護士に頼みたいと思われるのは当然のことです。

今回は、多くの方の自己破産をお手伝いしてきた実績とともに、破産管財人にも数多く就任して多くの弁護士の申立を見てきた経験から、自己破産に強い弁護士の見極め方を述べたいと思います。

なお、本コラムは私見になります。

破産管財人を経験している弁護士であること

破産管財人とは、中立的な立場で破産の申立内容等を調査する役割のために、裁判所から選任される役職です。

この破産管財人をしているということは、破産事件に関する知識経験につき裁判所から信頼が得られているということです。

破産管財人をしていると裁判所と密に連絡を取り合いますので(裁判所書記官や場合によっては裁判官と直接話します)、裁判所が破産事件の何を見ているのか、何を問題としているのかを詳細に知ることができます。そして、何らかの問題がある申し立てに対して、裁判所がどのような指示や指導をするのかも知ることができます。

裁判所が破産管財人就任を弁護士に打診する際には、あらかじめ当該破産事件の問題点を伝達してくれるのですが、調査不足、資料不足の申立であるなどと結構厳しいことをおっしゃることも珍しくありません。

このように破産管財人を経験している弁護士は、破産事件に対する裁判所の考え方を熟知していますので、その知識経験を自己破産申立の際に生かして、間違いのない堅実な申立をすることが可能になります。

地元の弁護士であること

次のお勧めは地元の弁護士です。

自己破産は、裁判所ごとに申立書の書式が異なっていたり、細かな運用が異なったりしています。スムーズな申立及び手続き遂行のためには、その地域の裁判所の運用をよく知っている弁護士に頼むのが一番です。

横浜地方裁判所は神奈川県弁護士会と定期的に意見交換をして、運用等の確認をしていますので、横浜地裁管轄に申し立てる方は神奈川県内の弁護士に依頼されることをお勧めいたします。

自己破産のデメリットも説明してくれる

相談に行った際に、自己破産のメリットばかりではなく、デメリットやリスクもきちんと説明してくれる弁護士は信頼できます。

自己破産では、どうしても手放さなければならない財産もありますし、手続き上の手間やリスクもあります。自己破産はよいことばかりではなく、痛みも伴う手続きですので、むしろこういう説明の方が大切です。

自己破産以外の債務整理も取り扱っている

借金の解決方法は、自己破産以外にも個人再生や任意整理という方法もあります。

それぞれの手続きにメリットデメリットがありますので、ご相談の結果、自己破産より個人再生や任意整理が適している場合があります。

そこで、自己破産以外の方法も含め債務整理全般について取り扱いをしている弁護士に相談し、あなたにもっとも適した方法を選択されることをお勧めいたします。

直接の面談で相談を受けられる

いまだに見聞きするのですが、「依頼した弁護士とほとんど会ったことがない」という方がいらっしゃいます。これは論外です。

では、ズーム相談はどうでしょうか。

私は、直接面談をお勧めします。初回相談は特にそうです。初回相談時はご相談の方も弁護士もお互いのことを知りませんし、お互いに持っている情報にも偏りがありますから、その表情や身振り手振りを含めて十分なやり取りをする必要があります。

最初にがっちりと情報共有できると、その後に予想外の事態が生じにくく、結局は時間のロスや手続きの無駄を省いた進行が可能になるのです。

法律事務所に直接出向くのは面倒かとは思いますが、ぜひご相談は直接の面談で受けてください。

事務員の感じがよい

自己破産は、債権調査や裁判所に提出する書類の収集整理など、膨大な事務作業を必要とします。この作業をするためにどこの事務所でも事務員のサポートが必須となっています。

一緒に手続きを遂行する事務員が感じよく丁寧に対応してくれるようであれば、安心してその後の手続きを任せられると思います。

相談予約時やご相談時にそのあたりも意識されるとよいでしょう。

ホームページ上の実績経験よりも、結局は弁護士の人柄と相性

実績と経験が豊富にあることはもちろん大切です。しかし、今や多くの法律事務所がホームページ上で実績豊富とうたっているので、逆に判断に迷ってしまうかもしれません。

弁護士の人数が多ければ申立実績が多いのは当然ですから、担当弁護士の力量が事務所全体の実績と必ずしも比例しているわけでもありません。私が実際に破産管財人として経験したケースでは、「詳細は事務員でないとわからない」といった対応に終始する弁護士もいて、依頼者さんが可哀そうだなと思ったこともあります。

結局のところ、事務所の規模にかかわらず、あなたの担当弁護士が丁寧に話を聞いてくれて、熱意をもって対応してくれるかに尽きます。それは、相談時にあなた自身が感じた感覚、直感で判断されるのが一番だと思います。

まとめ

借金問題は早めのご相談が一番なので、まずはご自宅から行きやすく、ホームページで借金問題の解決実績を掲載している法律事務所で実際にご相談されることをお勧めいたします。

当事務所では、借金問題にお悩みの方のご相談を数多くお受けしております。明るく温かくお迎えしていますので、どうぞお気軽にご相談ください。

この記事の監修者

新井 聡子弁護士 (神奈川県弁護士会所属)

SATOKO ARAI

当事務所では、相続、離婚などの家事事件、多重債務問題、児童虐待問題を中心とした子どもの福祉に関する問題を主にお受けしております。みなさまに来ていただき、お話しいただき、そしてほっとしていただける場所となることを目指して、心を込めて丁寧に対応しております。どうぞお気軽にご相談ください。

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